【決定版】中小企業のクラウド会計導入マニュアル~①ツール選定方法~

こんにちは!株式会社Jパートナーです。名古屋で記帳代行・経理代行を行っております。

中小企業が直面する「エクセルを使って経理・会計業務を行うことに限界を感じる」や「税理士にすべて任せることに不安を感じる」などの会計処理の問題を深く理解しています。クラウド会計の導入は、そうした問題を解決する鍵となりますが、どのツールを選べばいいのか、選定方法はあるのか、多くの経営者や経理担当者が悩んでいます。中小企業向けにクラウド会計ツールの選び方や導入時の注意点、そして実際の事例を紹介します。読み終わるころには、クラウド会計導入における疑問や悩みが解決されることでしょう。特に、経理代行サービスを検討中の企業経営者や経理担当者の方々に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容となっております。

 

 

 

 

 

 

中小企業がクラウド会計を活用できない理由

 

中小企業がクラウド会計を活用できない理由 クラウド会計の利用を躊躇する企業様には、さまざまな理由があります。

 

 

1.費用対効果の不明瞭さ

2.導入後の操作方法やセキュリティに関する不安

3.既存の業務フローへの組み込みの難しさ

 

など、挙げればキリがありません。しかし、これらの問題点は、企業様にあったクラウド会計ツールの選択と、正しい導入方法によって解決可能です!

クラウド会計ツールを選定する前に、自社のニーズを明確にすることが重要です。会社の規模、業種、取引の複雑さ、利用する従業員の数など、自社の状況を詳細に把握し、それに合った機能を持つツールを選択することが解決の第一歩となります。

 

 

 

 

 

 

 

中小企業がうまくクラウド会計ツールを選ぶ方法

 

クラウド会計ツール選定の際には、費用、機能性、使いやすさ、サポート体制、法制度(電子帳簿保存法やインボイス制度)に対応しているかなど、複数の要素を考慮する必要があります。市場には多種多様なクラウド会計ツールが存在するため、自社の要件に最も適したものを見極めることがカギとなります。 ここでは例として、クラウド会計トップシェアの「マネーフォワードクラウド」と「freee」を紹介します。

 

・マネーフォワードクラウド

・料金:・スモールビジネス 月額 35,760円・ビジネス 月額 59,760円

 

・特徴: 面倒な帳簿・レポート・決算書を自動作成!金融機関の入出金データを自動取得してリアルタイムで数字を共有可能!他サービスとの連携で勤怠管理やマイナンバー管理など会計ソフト以外との連携サービスが充実!3,600社以上の銀行やクレジットカードと自動連携でき、仕訳作業などの業務工数が大幅に削減できます。価格は業界の中でも比較的高めですが、その分機能性が充実した会計ソフトのため、小規模法人や中小企業に特におすすめです。

 

・サポート体制:チャットやメールでの問い合わせなどのサポート体制が充実しています。

 

 

・freee

・料金:・スターター 年額 11,760円・スタンダード 年額 23,760円・プレミアム 年額 39,800円

 

・特徴:青色申告対応!⚪︎×を選択するだけで確定申告ができる!取引の自動登録・自動仕訳、確定申告書の作成・提出、経営状況の見える化、スマホアプリ対応しています。法人向けクラウド型会計ソフトとしては、業界トップレベルの安さで導入できるのも魅力の一つです。確定申告に対応したスマホアプリも展開しているので、スキマ時間に経費処理や書類作成をしたい方にもおすすめです。

 

・サポート体制:ミスを防げるガイド付きやチャット相談など万全のサポート体制が充実!

 

クラウド会計ソフトを選ぶ際には、具体的な評価基準を設定することが効果的です。例えば、最低限必要な機能、予算上の制約、操作のしやすさ、カスタマイズの可能性など、自社にとって重要なポイントをリストアップし、それを基に選定作業を進めていきましょう。

 

 

 

 

 

中小企業でよくあるクラウド会計ツール選定の際の失敗

 

 

多くの中小企業がクラウド会計ツールの選定で失敗する主な理由は、自社のニーズを正確に理解せずに選択を行うことです。また、短期間でのコスト削減や操作の簡便さだけを重視し、長期的な視点での評価を怠るケースもあります。

 

具体的な失敗例としまして・・・

 

・最初は安価であったものの、使用していくうちに必要な機能が追加料金でしか手に入らない、サポートが不十分で困った時に頼れる体制が整っていなくて困ってしまった。

 

・税理士に相談せずに手軽なソフトの購入を勝手に進めてしまったら、税理士が使用しているソフトに未対応でお互いの手間が増えてしまった。 などなど、問題が発生することがあります。

 

 

 

 

 

 

 

実際にクラウド会計ツールを選定した中小企業の事例

 

実際にクラウド会計ツールを選定し、導入した中小企業の事例を紹介します。成功例を通じて、どのようなプロセスで選定が行われ、どのような効果が得られたのかを具体的に見ていきましょう。

 

成功事例の紹介

〈実例①〉

A社は従業員数50名の製造業で、複数のクラウド会計ツールを比較検討した結果、最も自社のニーズに合致するツールを選定。導入後は、経理処理の効率化だけでなく、経営の意思決定を支援するデータのリアルタイムな提供が可能になりました。

 

〈実例②〉

今までは税理士に丸投げしていた関係で、経営数字の確認に2.3週間かかっておりましたが、導入してから5分で把握できるようになりました。

 

〈実例③〉

1ヶ月経っても月次決算が終わらず、休日出勤していたのが嘘のように、月次決算に「6営業日」で対応できるようになりました。

 

クラウド会計ツールを導入することでデータがリアルタイムで確認することができるのは、企業様にとって経営状況が把握できる、経営戦略がしやすくなりますね! クラウド会計には入力したデータをもとに日々の取引を自動で集計し、さまざまなレポートを自動で作成することができます。わかりやすいグラフレポートをいつでも確認可能になりますので、経営状態がひと目で把握できるようになります。

 

実例②〉と〈実例③〉は、弊社でも使用しております「マネーフォワード」会計を使用した実例になります。私自身、マネーフォワードを使い始めて1年経っておりませんが、銀行と連携した自動仕訳やAIが記憶し同じ処理があると自動で認識・仕訳してくれるので、作業時間は大幅に短縮されます。何点かクラウド会計を使用してきましたが、使いやすいクラウド会計で初心者~上級者までおすすめできるクラウド会計です!弊社でも「マネーフォワードクラウド導入のサポート」を行っておりますので、ご興味がございましたらお気軽にお声をかけください。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

中小企業がクラウド会計ツールを選ぶ際のポイント、よくある失敗例、実際に成功した企業の事例を紹介しました。適切なツール選定と導入は、中小企業にとって業務の効率化や経営の質の向上をもたらします。 読んだけど、多種多様な会計ツールがあって選択できない!とお悩みでしたら、一度、弊社経理代行サービスにご相談ください。 代行業務に関することはもちろんの事ですが、クラウド会計ツールやクラウド給与・勤怠ソフトのご提案もさせて頂いております。 いろいろな視点から企業様にあったソフトをご提案いたします。

 

また、次回のコラムでお会いしましょう!